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山陽本線・宇野線・伯備線
(岡山電車区電車センター)



写真
岡山地区には「マスカット色」と呼ばれる、
黄緑色の103系が導入された。
(宇野線:宇野駅にて)

写真
現在、岡山区の103系が担当する最長列車、
播州赤穂発三原行きの普通電車。
トイレ無しの通勤車が、2時間29分の道のりを行く。
(赤穂線:播州赤穂にて)
走行区間:三石〜三原
      :岡山〜備中高梁
      :岡山〜宇野
在籍した種類:0番台

 岡山電車区電車センターの103系は、1994年、当時岡山区に所属していた115系非冷房車を置き換えるために、大阪地区から転入してきたのが始まりである。

 塗色は、黄緑色の車体に、3本の白い帯を巻いたものとなっている。ちなみに、一見他線の103系ウグイス(黄緑)色と同じ色に見えるが、岡山区の103系の黄緑は「マスカット色」と呼ばれており、他線のものと比べ、少し色が薄い印象を受ける。

 全編成が低運転台、全車両が0番台で、最も多い時期には4両5編成が存在した。

 103系は片側4扉にロングシートという通勤型電車の仕様である上、トイレの設置がなかったことから、あまり長距離列車の運用には向いていなかった。しかし、扉の数が多いため、混雑緩和・停車時間短縮などを必要とするラッシュ時には適していた。

 基本的には普通列車に使用されていたが、朝の快速サンライナーで使用されることもあった。

 その後、1編成(H3編成)が廃車となってしまったが、残りの4編成は活躍を続けてきた。しかし、かつて瀬戸大橋線の快速マリンライナーとして使用されていた213系が、マリンライナーから撤退し、普通列車に大量に導入されたため、2004年10月16日のダイヤ改正で、103系は定期運用を失い、4編成まとめて、事実上の引退となった。そして間もなく、2編成(H2編成とH4編成)は、広島区へ転出された。

 しかし、2005年1月中旬に、213系を使用した普通列車が踏切事故に巻き込まれ、213系には十分な予備車がなかったことから、残った103系2編成(H1編成とH5編成)が急遽駆り出されることとなり、山陽本線・赤穂線で運行を再開した。

 その後、213系が復帰、予備車が足りない105系のために、和歌山地区から105系を借り入れたり、福知山線脱線衝突事故の関係で、ATS−Pが既に設置されている岡山の113系と引き替えに福知山線の117系が岡山に転入するなど、岡山地区の車両の動きが慌ただしくなる中、残った2編成のうち1編成(H5編成)が広島に転出してしまい、103系はH1編成のみとなってしまった。そして、2005年7月17日に、岡山駅の発着番線変更による運用変更により、ついに運用を離脱してしまったと思われた。しかし、103系はまたも復活を果たし、1日のうちに宇野線・赤穂線・山陽本線の3線をまたぐ運用に就いた。その後2005年10月に、再度営業運転から遠ざかり、さらに岡山駅の発着番線が再び変更されたため、時々宇野線のみで運用に就いていた。

 そんな中、2006年1月に阪和線からスカイブルーの103系が貸し出され、H11編成として岡山に配置された。さらに翌月にもう1編成スカイブルーの103系が配置され、こちらはH12編成となった。

 その後しばらく動きがなかったが、2006年3月18日のダイヤ改正から、H11編成とH12編成が営業運転を開始し、山陽本線での運転が再開されたほか、新たに伯備線で103系が運行されるようになった。

 現在岡山の103系は、宇野線・山陽本線・伯備線で活躍している。尚、当分の間はスカイブルーの2編成で運用を回すようで、マスカット色のH01編成の行方が気になる。



 山陽本線 低音車
 収録日:2005年8月7日
 収録車両:モハ103−306
 収録区間:岡山〜庭瀬
 備考:冷房作動。

 通常版(モノラル)
 ダウンロード再生(701KB)
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 ステレオ版
 ダウンロード再生(719KB)
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 残り1編成となった、岡山区の103系の録音です。その中でも、山陽本線の区間を走る低音車を掲載しました。山陽本線内では、やはりかなり飛ばすのですが、岡山で接続待ちをしたため1分延発した上に、下り坂にも助けられて特別かっ飛ばして走っていたので、この区間を掲載することにしました。もしかしたら、100km/hを超えているかもしれませんね。容量が大きいですが、ご了承願います。

 冷房が作動してしまっていて、音が聞こえづらくなっていますが、その点はご容赦下さい。おそらく録り直しに行く頃には、もう引退してそうですね…。

 ちなみに、モノラル版だと臨場感が欠けるので、ステレオ版も用意しました。


 赤穂線 低音車
 収録日:2005年8月7日
 収録車両:モハ103−306
 収録区間:西大寺〜大多羅
 備考:冷房作動。

 ダウンロード再生(444KB)
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 こちらは、赤穂線を走る低音車の録音です。これの続きが上の録音に繋がるわけですが…。

 音に関してですが、冷房が作動している上に車内が騒々しく、余計に音が聞こえにくくなってしまっています。ただ、ジョイント音を軽快に響かせながら進む103系の音が聞けますので、雰囲気は良いですよ♪

 赤穂線 高音車
 収録日:2005年8月8日
 収録車両:モハ102−462
 収録区間:日生〜寒河
 備考:冷房作動。

 ダウンロード再生(380KB)
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 こちらは、赤穂線を走る高音車の録音です。やはり冷房がかかっており、音は控えめになってしまっています。再収録はできるのやら…。

 真夏のため、ドアが開く度に、蝉の声がビンビン聞こえてきます。

 宇野線 高音車
 収録日:2005年8月8日
 収録車両:モハ102−462
 収録区間:八浜〜常山
 備考:冷房作動。

 ダウンロード再生(394KB)
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 こちらは、宇野線で収録したものです。瀬戸大橋線が開通するまでは、こちらの路線の方がメインでしたが、現在ではローカル線の1つになってしまったような印象を受けます。

 音に関してですが、他のサウンドと同様、真夏に収録を行ったため、冷房が作動してしまっています。また、どうもこの高音車、低音も混じって聞こえるような気もします。隣のモハ103−306のせいかもしれませんが、モハ103の連結面とは反対側で収録しているので…。謎が深まります(苦笑)。ちなみに、八浜発車前と常山到着後には、セミの声が良く聞こえます。




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