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さようなら 仙石線
(仙台電車区宮城野派出所)



写真
仙台駅に到着した低運転台車(RT-235編成)。
現在、仙石線の103系は、この1編成のみとなった。


写真
わずか2編成のみ存在した高運転台編成。
既に2編成とも引退してしまった。(多賀城にて)
<写真は、岩崎さんが提供して下さいました。>

走行区間:あおば通〜石巻
在籍する種類:0番台

 日本最北端を走る103系。1978年(昭和53年)に投入され、旧型電車を一掃。当初はスカイブルーであった。その後、1990年代から仙石線独自の改造を施した車両が投入されるようになった。

 主な改造箇所は以下の通りである。
 まず、普通は3つに区切られている前面の窓が、ここの103系だけ2つに区切られている。また、本来運用番号を表示する字幕が、列車の種別を表示するために少し拡大された。それと、運転室背後の窓が少し拡大された。(高運転台車は、運転席の真後ろに窓が新設された。)そして、半自動ドアが装備された。ここまでガラリと変わった宮城野区の103系だが、車号は0番台である。
 改造当初は、クリーム色に太い水色帯と細い紺帯を巻いたような塗装であったが、1998年(平成10年)に入ってから、写真のような塗装に改められた。

 低運転台車が大半で、1998年以降は京浜東北線浦和電車区から転出された高運転台車が4両存在していた。(※高運転台車は、最後までは残らなかった。)

 普通電車としてはもちろん、快速「うみかぜ」号(後に「快速」に改称)としても活躍、新たに開業した「あおば通」と石巻を結び、2002年(平成14年)11月頃までは、仙石線は全車両103系で運転されていた。しかし、2002年11月頃から、山手線の205系に改造を施した205系3100番台が営業運転を開始、103系は、現在残り1編成にまで数を減らしてしまった。。その1編成も、2004年(平成16年)7月に発生した人身事故に巻き込まれ、修理のために郡山へ回送されたまま、未だに放置されたままになっている一時は復活もささやかれたが、2005年(平成17年)9月22日の朝日新聞夕刊に「仙石線に残る1編成も、近いうちに廃車される予定だ。」という記述があり、残念ながら復活する見込みはなさそうだ。


 仙石線 低音車
 収録日:2001年1月1日
 収録車両:モハ102−520
 収録区間:鹿妻〜矢本
 備考:特になし。

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 こちらは、普通電車で収録した低音車の録音です。この時、車内にほとんど人がいなかった上に、ドアがほぼ全て締め切られていたので、車内が非常に静かです。また、仙石線の103系は、補助電源装置がMGではなく、SIVというものを使用しているので、尚更静かです。

 仙石線の103系で一番の特徴は、ドア開閉時にブザーが鳴ることでしょうか。個人的に、このブザーが結構好きです。


 仙石線 高音車
 収録日:2001年1月1日
 収録車両:モハ103−364
 収録区間:陸前赤井〜東矢本
 備考:あまり飛ばしていない。
    :「快速うみかぜ」で収録。

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 こちらは、上の車両と組になっている車両の録音で、こちらは高音モーターを装備していました。

 音に関してですが、この区間はあまりスピードを出していないので、若干欲求不満になってしまいそうです…。ちなみに、今はただの「快速」となってしまった、快速「うみかぜ」で収録しています。

 上の車両と比べると、ドア開閉時のブザーの音が若干高い音のような気がします。


 仙石線 高音車(快速うみかぜ)
 収録日:2001年1月1日
 収録車両:モハ103−364
 収録区間:矢本〜野蒜
 備考:「快速うみかぜ」で収録。

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 1つ上の録音ではどうもスピードが物足りないので、掲載することにしました。高音車の快速運転です。それなりにスピードを出しています。

 また、この区間はレールに継ぎ目が多いので、「カタンカタン」という音が良く響きます。

 ファイルの容量が大きいですが、ご了承下さい。

写真
霜取りパンタグラフを装着しているモハ103。(あおば通にて)



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