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さようなら 中央・総武緩行線
(習志野電車区)



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高運転台車。総武線では201系も撤退し、
黄色い電車がこの路線から消え去った。
(総武緩行線:市川にて)


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低運転台車。(中央緩行線:四ツ谷にて)

走行区間:三鷹(武蔵小金井・立川)〜千葉
在籍した種類:0番台
         :750番台(T)
         :2000番台(M')


 三鷹〜千葉間を結んでいた習志野電車区の103系。0番台が主流だったが、101系を103系化したサハ103−750番台、モハ102の最終グループ、2000番台(0番台と同じだが、番号の関係で2000番台になった)が所属していた。また、冷房試作車両である先頭車、「クハ103−178」と「クハ103−179」も在籍したことがある他、高運転台ではありながら、ATC(自動列車制御装置)対応ではない、いわゆる「非ATC」の先頭車も在籍していた。

 中央・総武緩行線に103系が投入されたのは、昭和53年のことで、中間車が新製車両、先頭が転入車両であったため、中間車の塗色が黄色、先頭の塗色は黄緑などといった混色編成が見られたが、最終的には、先代の101系と同じく、黄色に統一された。

 通常中央・総武緩行線103系は、習志野電車区に所属していたが、同じく中央・総武緩行線の電車を受け持つ三鷹電車区にも、過去に2度、103系が暫定的に所属したことがある。1回目は、昭和63年12月5日に、東中野駅構内で、停車中の103系に、後続の201系が追突する事故が発生し、双方の大半の車両が、廃車となり、201系が1編成使用不能となったため、201系が所属する三鷹電車区で車両不足が生じ、急遽廃車予定の車両を寄せ集めた103系1編成が、三鷹区に配置された。2回目は、平成9年10月12日夜、中央線大月駅構内で、特急スーパーあずさ(E351系)と回送列車(201系)の衝突事故が発生した関係で、三鷹電車区に所属していた中央・総武緩行線の201系の一部が、急遽快速線に移った。その結果、三鷹区の車両が不足し、これを補うため、浦和、松戸、豊田、中原、習志野の各区から、廃車予定だった車両を寄せ集めた103系1編成が、わずかな間ではあったが、三鷹電車区に在籍したこともある。

 本来、習志野電車区の103系は、三鷹〜千葉間を走行していたが、末期になって、中央快速線の武蔵小金井や立川まで行く列車も受け持つようになった。

 長い間、習志野電車区の103系は、中央・総武緩行線の主力車両として活躍してきたが、1998年頃に209系500番台が投入されたのをきっかけに、新型車両への置き換えが進行していった。後続の209系、E231系に押され、低運転台車は2000年9月に引退した。そして、2001年3月23日運用番号17Cをもって、中央・総武緩行線の103系は、一応引退した。しかし、2日後の25日あたりから、3日間ほど連続で運用についたようだ。



 中央緩行線 低音車
 収録日:2001年3月14日
 収録車両:モハ102−602
 収録区間:飯田橋〜市ヶ谷
 備考:特になし。

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 中央緩行線を走行する、低音車の録音です。収録車両であるモハ102−602は、中央・総武緩行線で最後の103系で、収録した時は既に、この編成ともう1編成、合計2編成しか残っていませんでした。この収録から1週間ほど経って、この路線から103系が引退しました。そのあと何度か走ったみたいですが。

 サウンドの方は、特に特筆すべき点はないように思います。

 総武緩行線 高音車
 収録日:1998年6月14日
 収録車両:モハ103−741
 収録区間:新小岩〜平井
 備考:特になし。

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 こちらは、総武緩行線を走行する、高音車の録音です。収録の数週間後に、このモハ103−741は廃車になってしまったそうです。

 音に関してですが、いい音してます(笑)。その他は、特に特筆すべき点はなさそうです。強いて言えば、車掌さんの声が優しい、ぐらいでしょうか(笑)。

 中央緩行線 車内スピーカー変更車
 収録日:2000年9月22日
 収録車両:モハ103−198
 収録区間:市ヶ谷〜飯田橋
 備考:車内放送の聞こえ方が鮮明。

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 こちらは、車内のスピーカーが新しいものに変更されたと思われる車両の録音です。ちょうど低運転台車が引退したぐらいの時ですね。

 上の2つの録音と聞き比べていただければわかりますが、車内のスピーカーが変更されているため、車内放送が鮮明に聞こえてきます。習志野電車区には、何本かこういったスピーカー変更車が存在していたようです。そのうちの一部は、後に南武線でも活躍していました。

 ちなみに、音は低音です。



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