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さようなら 京浜東北・根岸線
(浦和電車区)



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浦和区103系最後の列車、1718B列車。
(京浜東北線:新橋にて)

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東神奈川を発車するウラ80編成。

走行区間:大宮〜大船
在籍した種類:0番台/500番台(Tc)
         :750番台(T)
         :900番台(Tc)/910番台(M')
         :2000番台(M')


 全国で2番目に103系が投入された路線で、塗色は初のスカイブルーとなった。また、初めて「クモハ103(電動先頭車)」と、クモハ103とペアを組む「クハ103 500番台」が投入された路線でもある。

 当初、この路線の103系は、浦和電車区、蒲田電車区、東十条電車区の3カ所に所属していたが、後に浦和電車区に統一されることになる。

 編成は、登場時は、3+7の10両編成だったが、後に4+6の10両編成、そして、10両貫通編成に組み替えられていった。

 昭和48年末頃から、京浜東北線の保安装置をATC(自働列車制御装置)に切り替えるため、ATC対応の高運転台車が投入され、最終的には、低運転台の車両は、中間に閉じこめられたりして、先頭車は全てATC対応の高運転台車に変わった。

 一時205系が6編成投入されたものの、103系は実に80編成近く在籍していた。

 長い間103系が主流で運転されていた京浜東北・根岸線だが、1993年頃から209系の投入が始まると、103系は次第に数を減らしていった。

 209系の増備が進み、1998年3月12日、浦和電車区の103系は、この日をもって姿を消すはずだった。しかし、当日にダイヤの乱れが発生したためか、翌日の13日も急遽走行し、結果的には、1998年の3月13日、蒲田17:21発南浦和行きの電車をもって、103系はこの路線から姿を消すこととなった。最後の列車となった、蒲田17:21発南浦和行きの時は、今までつけていた、さよならヘッドマークが外され、普段の姿で走行した。

 また、京浜東北・根岸線の103系の引退に伴い、日本全国でATC(自動列車制御装置)を使用していた103系は、完全に消滅した。



 京浜東北線 低音車
 収録日:1997年12月13日
 収録車両:モハ103−519(9号車)
 収録区間:東神奈川〜新子安
 備考:浦和区103系最終編成。

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 かつて、膨大な両数の103系が在籍していた、浦和電車区の103系の録音で、こちらは低音車を収録しています。実は私が持っている浦和区103系の録音は、この1本、この1駅間だけです。もともとビデオ撮影したものを、音だけ引っ張り出したものです。

 これを収録した時は、103系は既に1編成しかなく、この車両も、浦和区で最後の103系の1両です。ビデオから音を引っぱったせいか、MDやカセットとはやや音の聞こえ方が違う気がします。


 京浜東北線 高音車
 収録日:1994年12月30日
 収録車両:モハ103−269
 収録区間:大森〜大井町
 備考:T.Oさん提供

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 こちらは、高音車の録音です。私は高音車の録音は所持しておらず、友人のT.Oさんが提供して下さいました。T.Oさん、ありがとうございます!ちなみに、私とT.Oさんは、浦和区103系の最終列車の中で知り合いました。

 音に関してですが、特に特筆すべき点はないように思えます。強いて言えば、車掌さんがなかなか車内放送をしてくれず、大井町に到着して、停車寸前になってようやく、「大井町です。」と言います(苦笑)。



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