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7000系


写真
初代有楽町線の車両、7000系。
6000系のスタイルを受け継ぐ形となった。
(有楽町線:新木場にて)


 1974年に登場した車両で、営団地下鉄(現:東京メトロ)有楽町線の開業と共に、営業運転を開始した。

 車両の形状は、6000系のスタイルをほぼ受け継いだ形となった。相違点としては、車体側面の行き先表字幕が、車両中央から車端部へ異動したこと、前面の貫通扉の上に書いてあった車号が、貫通扉本体に表記され、その代わりに貫通扉の上に種別表字幕が設置されたことぐらいで、あとは6000系と同じである。種別表字幕は、後に西武有楽町線を経由して、西武池袋線に乗り入れた時のために設置されたものであると思われるが、西武池袋線との直通運転が実現する前に、7000系の行き先表字幕が電光掲示(LED)化されてしまい、種別も一緒に表記出来るようになってしまったため、7000系のトレードマークとも言える種別表字幕は、残念ながら1度も使われたことがないという。

 当初は、側面の窓が「田」の字型(2段上昇式)の車両(5両編成)で運行されていたが、後に全編成が10両編成となった。その際、中間に新たに製造した車両を組み込んだが、この頃は、側面の窓が縦に仕切り棒が1本だけ入った1段下降式に変更されたため、7000系は一部の編成を除き、「田」窓型とそうでない車両が混結されている。

 制御装置は、製造当初はAVF(自動可変界磁)チョッパ制御を採用している。

 最近では、多くの車両にリニューアル工事が施され、「田」の字型窓の車両も、窓が後期車と同じ形になり、現在は「田」の字型の窓は見ることができない。しかし、もともと「田」の字型の方が窓の大きさが小さいため、窓の大きさで、製造時期の違う車両が混在していることが確認できる。また、制御装置も、一部の編成ではVVVFインバータ制御に改造されている。

 現在廃車などは出ておらず、現在も有楽町線を始め、有楽町新線(小竹向原〜新線池袋間)、西武池袋線(西武有楽町線経由)の飯能まで、東武東上線の森林公園までも活躍の場を広げている。



 有楽町線(7309)
 収録日:2005年7月4日
 収録区間:銀座一丁目〜新富町
 収録機材:SONY MD レコーダ
 ファイルの種類:RealAudio
 備考:VVVFインバータ制御(三菱製)。
    :冷房作動。

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 有楽町線開業当初から活躍を続ける、7000系の録音です。近年、車体や床下機器の更新工事が進行しており、収録した7009編成は、制御装置がチョッパ制御からVVVFインバータ制御に変更されています。VVVFインバータ制御は、三菱製のIGBTインバータで、2レベル方式とかいうそうですが、工学的なことは全くわかりません。

 音に関してですが、何か変な音です。最初に小さくヒュルヒュル…という音が聞こえてきて、その音がだんだん高くなっていって…みたいな感じです。なんとも言えません。



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