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さようなら 300形

写真
元静岡鉄道300形である300形。
比較的新しかったが、車体の痛みが激しかった。

※写真はo-tkさんの提供です。

 1967年(昭和42年)に製造された静岡鉄道の車両で、かつては静岡鉄道300形として活躍していた。福井鉄道には1985年(昭和60年)に譲渡された。転入に当たって、前面に排障器のほか、ホームが低い福井市内の電停用のステップが設置され、かつてはロングシートだった車内もセミクロスシートに改められた。また、床下機器を2両に分散させる改造も施しており、線路などの設備に与える負担を軽減している。

 制御方式は抵抗制御で、かつては吊り掛け駆動であったが、後にカルダン駆動に変更されている。

 最盛期には2両3編成が在籍していた300形であったが、構造上車体の痛みが激しかった上、2006年(平成18年)4月1日に、名鉄から譲渡された低床路面電車が運行を開始したため、300形は現役を引退し、解体された。



 福武線(302−2)
 収録日:2005年12月28日
 収録区間:三十八社〜鳥羽中
 収録機材:SONY MD レコーダ
 備考:o-tkさん収録。

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 元静岡鉄道の300形の録音です。今回も、先輩のo-tkさんが収録して下さいました。ありがとうございます。

 音に関してですが、特に特徴ある音でもなさそうです。コンプレッサーが何とも重々しい音を立てるのが印象的です。ちなみに、自動放送の「ピンポンパンポ〜ン…」の音が何となく歪んで聞こえますが、これがだんだんエスカレートしていきます…。


 福武線(302−2)
 収録日:2005年12月28日
 収録区間:水落〜上鯖江
 収録機材:SONY MD レコーダ
 備考:o-tkさん収録。
    :1駅ずつに分割。
    :自動放送が力尽きる。

 水落〜西山公園
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 西山公園〜西鯖江
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 西鯖江〜上鯖江
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 上の録音の続きなのですが、上の録音の時点で歪んでいた「ピンポンパンポ〜ン…」の音が、進むに従ってどんどん歪んでいき、最後には力尽きる瞬間をo-tkさんが捕らえました。o-tkさん、Good Jobです!!(笑)

 まず、水落〜西山公園間は、上の録音よりも音が低くなり、かなり歪んで聞こえますが、まだ自動放送だけで案内ができている状態です。

 次の西山公園〜西鯖江間は、その音の歪みがさらに進行し、「ピンポンパンポ〜ン…」が鳴り終わった後、堪りかねて運転手(ワンマン運転なので、車掌は居ません)が肉声でフォローを入れています。ただ、西鯖江到着時の放送は、何とか自動放送で賄っています。

 最後の西鯖江〜上鯖江間は、ついに「ピンポンパンポ〜ン…」が途中で力尽きます。運転手ももう諦めて、ここから先は運転手の肉声放送のみになりました。自動放送、お疲れ様でした…。



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