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260系

写真
内部線・八王子線の主力、260系。
(内部線:近鉄四日市にて)

写真
撮影当時は旧塗装であったモ260形264号車。
(内部線:日永にて) 
※o-tkさん撮影

 1982年(昭和57年)に、特殊狭軌路線(ナローゲージ)である内部線・八王子線へ投入された車両。尚、260系という形式名は、制御電動車のモ260形と、制御付随車のク160形を総称したものである。

 片側2つ扉で、扉は片開き。車内は1人掛けのクロスシートになっている。冷房は設置されていない。制御方式は抵抗制御で、駆動方式は吊り掛け駆動である。

 現在モ260形が5両、ク160形が3両在籍しており、内部線・八王子線が三重交通の路線だった時代に製造された、制御付随車のク110形と中間付随車のサ130形と編成を組んでいる。これらの旧型車両は、車内がロングシートとなっている。

 260系は、現在も近鉄四日市〜内部・西日野間で運行されており、今後も260系を置き換えるなどの計画もないことから、260系は当分安泰と言えるだろう。2003年(平成15年)に、今まで近鉄が所有していたもう1つの特殊狭軌路線であった北勢線(西桑名〜阿下喜間)が三岐鉄道へ譲渡されたため、現在では近鉄に唯一残る特殊狭軌路線用車両となっている。

 尚、現在塗装の変更が順次行われており、かつての赤とオレンジ(左の写真・下)から、左上の写真のような、カラフルな塗装に変更されつつある。2008年(平成20年)度に塗装の変更が完了するようだ。



 内部線(モ263)
 収録日:2005年8月6日
 収録区間:追分〜泊
 収録機材:SONY MD レコーダ
 制御装置:抵抗制御
 備考:送風機作動。

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 近鉄最後の特殊狭軌路線、内部線を走る260系の走行音です。内部線も八王子線も、動力車は全てこのモ260形です。

 音に関してですが、駆動方式が吊り掛け方式なので、あの独特の唸りを聞くことができます。ただ車両が小さいので、音だけ聞いていると結構速度を出しているように聞こえますが、音の割には速度は出ていません。加速度も低いですし。

 真夏の録音のため、送風機が作動していますが、その点はご容赦下さい。それから、私ののミスで、ファイルで2分14秒の位置から3秒間、同じディスクに録音したJR関西本線の急行「かすが」の音が入ってしまいました。後ろをカットするのを忘れてRealAudioに変換したのが原因です…。本来ならば直してから掲載すべきなのですが、どうも最近忙しいので、どうかご勘弁下さい…。


 内部線(モ263)
 収録日:2005年8月6日
 収録区間:近鉄四日市〜赤堀
 収録機材:SONY MD レコーダ
 制御装置:抵抗制御
 備考:送風機作動。
    :高速走行。

 ダウンロード再生(308KB)
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 こちらも、上と同じモ263での収録です。先ほど、音の割にはスピードが出ていないと書きましたが、ここではそれなりにスピードを出していました。まぁ、線路があまり良くないのでたかが知れていますが…。でも、良い唸りを聞かせてくれています。

 また、たまたま収録した位置がブレーキ作用装置(?)のすぐ近くだったようで、ブレーキを解除する時に「パスーッ、パスーッ」という音が良く聞こえてきます。

 尚、こちらのファイルは、ファイルの最後の方に別の車両の録音が間違って入っているなんてことはありませんのでご安心を…。



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