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312系


写真
(本線:千頭駅にて)

 1954年に製造された、元西武鉄道のクモハ351系。車体は新製されたものだが、床下機器は、戦争で被災した国鉄車の使い回しのようだ。

 西武鉄道での役目を終えた後、1977年と1980年に、2両4編成が大井川鐵道に転入した。転入の際、片側3扉ロングシートの構造から、2扉クロスシートの構造に改造され、車内のクロスシートは、元西武レッドアローの座席を使用している。

 制御装置は抵抗制御、吊り掛け駆動となっている。また、冷房装置は設置されていない。

 当初は2編成あった312系も、現在は1編成が廃車され(と言いながら、普通に留置されているが…)、2両1編成しか存在しない貴重な車両となっている。

 しかし、2005年3月以降は予備車となっているようで、特別な場合でない限り、営業運転に就くことはなさそうだ。



 本線(313)
 収録日:2004年11月14日
 収録区間:代官町〜新金谷
 収録機材:SONY MD レコーダ
 備考:特になし。

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 元西武鉄道の車両、312系の走行音です。

 吊り掛け駆動のため、あの独特の唸りが聞こえるわけですが、この車両はとにかく音が大きいです。車体がビンビン言っているのが、おわかりいただけると思います。

 この録音では、最初はあまり加速せずにノッチを切ってしまいますが、その後再加速し、結構スピードを出しています。と言っても、60km/hかそこらだと思いますが…。



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