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さようなら モ3100形

写真
(o-tkさん撮影)

 前身は名古屋市電の1400形で、1971年に豊橋鉄道に譲渡された車両。1400形は、1937年に『汎太平洋博覧会』が名古屋で開催されるにあたり、1936年に名古屋市交通局が「博覧会に相応しい世界一の電車」として、名古屋市電向けに製造した車両である。その後、1974年の名古屋市電の廃止までの間、名古屋市電の標準形式として活躍してきた。

 その後1971年に9両が豊橋鉄道に譲渡され、形式もモ3100形に改められた。豊橋鉄道においてもモ3100形は主力的存在となり、1990年に冷房化が行われ、その際2両が廃車されるも、豊橋鉄道の主力車両として活躍してきた。

 制御装置は抵抗制御で、駆動方式は吊り掛け駆動方式である。

 しかし、車齢が70年近くなった2005年7月18日以降、名古屋鉄道からモ780形が豊橋鉄道に譲渡され、これと引き替えにモ3100形が順次定期運用を離れ、2006年3月5日を以て、モ3100形は定期運用を完全に離れた。現在は、1両(モ3102号車)がイベント用として残るだけである。



 渥美線(モ3107)
 収録日:2004年11月15日
 収録区間:市役所前〜豊橋公園前
 収録機材:SONY MD レコーダ
 備考:o-tkさん収録
    :現在は廃車。

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 2006年3月5日を以て定期運用から離れてしまった、モ3100形の録音です。こちらも、私の先輩o-tkさんに収録をお願いしてしまいました。今度は何でお礼をしようか…。

 音に関してですが、路面電車でよく聞かれる吊り掛け駆動方式の音です。多分、名古屋市電時代と音は変わっていないと思うので、中には懐かしく思われる方もいらっしゃるかも知れませんね。




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