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6000系


都営地下鉄新宿線への直通列車も担う6000系
(京王線:桜上水にて)


 1972年に登場した車両で、以後京王帝都電鉄の通勤車両の標準ともなった。

 前面の左右の窓の大きさが異なっていることが特徴で、先代の5000系に比べて直線的なイメージが強くなっている。車体幅は、都営地下鉄新宿線との乗り入れを考慮し、5000系よりも20mm狭くなっているが、室内の幅は変わっていない。また、地下鉄乗り入れに対応するため、不燃化対策を施している。この他、側面の窓が1段下降式に変更された上、全ての車両に貫通路扉が設置された。

 4扉の車両が大半だが、混雑緩和のために製造された5扉車がわずかに存在する。

 一番最初に登場した1次車は、発電ブレーキ付の抵抗制御を採用していたが、1973年以降は回生ブレーキ付の界磁チョッパ制御に変更され、省エネに貢献している。

 運転台は、京王では初となるT字型のワンハンドルマスコンが採用されている。

 2両編成、3両編成、4両編成、5両編成、6両編成、8両編成が存在し、特急を始め全ての種別に対応できるようにしている。最近は、主に都営地下鉄新宿線直通の急行・快速、各駅停車として使用されることが多い。

 しかし、車両の老朽化が目立ち始め、抵抗制御の1次車は全車引退し、最近では6000系の置き換え用として9000系が投入され、徐々に活躍の場を狭めつつある。

 制御装置:界磁チョッパ制御
 駆動方式:平行カルダン式
 主電動機:現在調査中



 相模原線(6034)
 収録日:2003年12月7日
 収録区間:京王多摩センター〜京王永山
 収録機材:SONY MD レコーダ
 ファイルの種類:RealAudio
 備考:急行本八幡行き。

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 抵抗制御の1次車が消滅したため、現在6000系は全てこの音がします。これは、都営地下鉄新宿線への乗り入れに対応している8両編成の車両の録音です。

 音は、小田急8000形に非常によく似ている気がしますが、微妙に違うところもあります。



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