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さようなら 新6000系


2003年11月をもって引退した、新6000系
「現塗装」の編成。(二俣川にて)


 形式名が「新6000系」ということは、「旧6000系」も存在する。旧6000系は、1961年に登場し、経済性を重視した車両と言われている。まず、旧5000系(5000系の解説を参照)のようなオール電動車方式を取りやめ、中間に付随車を挿入、車体も20m級の両開き4扉とされた。

 1967年には、相鉄初のアルミ車体の6000系が1両(6021)のみ試験的に製造され、注目を浴びた。

 そして1970年、この旧6000系のモデルチェンジした車両、新6000系が誕生した。車体幅が少々広がり、車体上部はふっくらした感じで、下の部分を絞った形になった。また、運転台も旧6000系よりも、少し高い位置に設置された。

 途中塗色変更もなされ、上の写真にあるような、黄緑色の塗色が「標準色」となった。

 1998年に、旧6000系が現役を引退、新6000系のみが活躍するようになった。しかし、新6000系も徐々に廃車されるようになった。

 末期には、8両4編成が在籍していた。この末期に残った4編成は、1編成が標準色、1編成がアートギャラリー号、1編成が緑園都市号、1編成が旧塗装復活編成という具合に、在籍した4編成全てが異なる塗色で運転されており、ファンの目を楽しませてくれた。

 しかし、新型車両10000系の増備により、2003年8月のダイヤ改正で、4編成全てが一斉に休車扱いとなり、営業運転から退いていた。そして、2003年11月2日に、緑園都市号と旧塗装編成を使用して、さよなら運転が行われ、この運転をもって、新6000系は正式に引退となった。

 現在は、全編成が廃車となった模様。



 本線(6316:7号車)
 収録日:2003年4月9日
 収録区間:瀬谷〜三ツ境
 収録機材:SONY MD レコーダ
 備考:現在は現役を引退。

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 私が子供の頃初めて見た相鉄線の車両が、新6000系の標準色編成でした。最初、「ん?こんなところに黄緑の103系?」と思ったのをよく覚えています。

 音に関してですが、7000系・新7000系の抵抗制御車と同じ音を立てます。2100系を若干静かにしたような印象を受けます。

 最初と最後でコンプレッサーの作動音が聞こえてきます。減速時は、ほぼ無音です。



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