鉄バカ日誌NAVIEW Sound日本の私鉄車両関東地方の私鉄車両東武鉄道>200系・250系

200系・250系

写真
特急に格上げされた「りょうもう」の主力、200系。
(桐生線:相老にて)

写真
1編成のみ存在する250系。
(桐生線:赤城にて)

 200系は、1991年(平成3年)2月に登場した車両で、それまで急行「りょうもう」で使用されていた1800系を置き換える目的で投入された。

 車体は流線型で、1800系に比べて斬新なものになった。また、1800系は赤い車体に白帯であったが、200系は逆に、白い車体に赤い帯という配色となった。

 制御方式は、東武鉄道では初の界磁添加励磁制御が採用されているが、モーターや台車などの一部の機器は、1991年9月に完全撤退した、「デラックス・ロマンスカー(DRC)」こと1700系・1720系のものを流用している。全車両が動力車で、付随車は存在しない。(6M0T)

 200系は、6両9編成が在籍しており、後期量産車に当たる第7編成〜第9編成は、車いすスペースが設置されたり、パンタグラフがシングルアームパンタグラフ(「く」の字型のパンタグラフ)に変更されたり、行き先表示が電光掲示に変更されたりと、微妙に設計変更が加えられている。


 250系は、1998年(平成10年)に登場した200系の最終増備車で、車体は200系の後期量産車と同様であるが、床下機器は全て新製されたものであり、制御装置もVVVFインバータ制御に変更されている。これにより、モーター車を3両削減することに成功し、モーター3両・付随車3両(3M3T)の編成になっている。但し、見かけ上は200系と同じと言って良いかもしれない。
 250系は、6両1編成のみ存在している。


 200系と250系は、現在は特急に格上げされた「りょうもう」として共に活躍している。200系と250系の間で運用の区別等はなく、共通運用で使用されている。



 特急りょうもう34号(モハ206−5)
 収録日:2005年11月23日
 収録区間:羽生〜加須
 収録機材:SONY MD レコーダ
 備考:200系。
    :少々フラットあり。
    :ドアの開閉音が聞こえない。
 
 ダウンロード再生(687KB)
 ストリーム再生


 特急「りょうもう」として活躍する、200系の録音です。モーターは、かつての「デラックス・ロマンスカー(DRC)」1700系・1720系のものを流用しているため、1700系・1720系の音とも言えるかもしれませんね。

 音に関してですが、モーター音はよくありがちな音というか…そんなに特徴はないように思えます。車両のきしみ音が少々大きい上、床に置いたバッグの上にマイクを置いて収録したので、車内放送がほとんど聞こえません。また、ドアがない車端部で収録したので、ドアの音が聞こえません。

 それから、200系は全体的にフラット現象(車輪が偏摩耗し、車輪が回転するたびにバタバタ音を立てる現象)を起こした車両が多いのでしょうか?この日、200系の「りょうもう」に2度乗りましたが、両方ともフラット現象がありました。

 所要時間が5分を超えているので、ファイルの容量が少々大きいですが、ご容赦願います。


 特急りょうもう26号 発車音(250系)
 収録日:2005年11月23日
 収録場所:館林駅ホーム
 収録機材:SONY MD レコーダ
 備考:250系。
    :VVVFインバータ制御。
 
 ダウンロード再生(87KB)
 ストリーム再生


 1編成のみ存在するVVVFインバータ制御装置車、250系の録音です。行きの「りょうもう」に乗っていた時すれ違ったので、帰りに乗れるかと思って期待していたのですが、時間の都合上、館林で見送る形となってしまいました。なので、ホームからの収録です。

 音に関してですが、加速度は違いますが30000系と同じ音のようです。ただ、30000系は最高速度120km/hなのに対して、250系は最高速度110km/hだそうです。

 次回は是非、車内から録音してみたいと思います。いつになるかは別として…。




東武鉄道へ戻る