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02系


丸ノ内線の主力車両、02系
(丸ノ内線:東京にて)


 昭和63年に、「赤い丸ノ内線」と呼ばれていた旧型車両の老朽化に伴い登場した車両。銀座線の01系の姉妹車両と位置づけられるが、丸ノ内線のイメージを植え付けた旧型車の面影を残すようにデザインされた。

 車体は01系と同じくアルミ製。運転台も、01系と同様に、前後スライド式のツーハンドル式となっている。制御装置も、第19編成まではチョッパ制御が採用され、01系と変わりはない。また、車内には01系と同様の車内駅名表示装置が設置されている。最高速度も、01系と同じく80km/hとなっている。

 01系との違いとしては、車体のデザイン等はもちろんだが、乗降口の扉の幅が、旧型車の1300mmから1400mmに広げられている。また、車体の上の部分にも、丸ノ内線のラインカラーである赤いラインが引かれており、銀座線と丸ノ内線の電車が同一のホームで乗り換えできる赤坂見附駅で、乗客が間違えて銀座線に乗らないよう、誤乗対策を行っている。

 02系はその後も増備され、本線(池袋〜荻窪間)は02系に統一された。第20編成以降はVVVFインバータ制御が採用された。

 1996年、旧型車両が残っていた方南町支線に、新たに方南町支線用の02系が投入された。基本的な性能などは本線仕様と同じだが、ラインカラーが微妙に異なり、また銀座線との誤乗対策を行う必要もないためか、車体の上の部分には赤いラインがないなど、外見上で本線と区別を付けている。運転台は、本線仕様のツーハンドルに対して、こちらはワンハンドルマスコンを採用している。制御装置は、VVVFインバータ制御となっている。この支線仕様の02系投入により、丸ノ内線から完全に旧型車両が姿を消した。

 本線仕様の6両53編成と、支線仕様の3両6編成が活躍中である。

 制御装置 : チョッパ制御/VVVFインバータ制御
 主電動機 : 現在調査中


 丸ノ内線(02−409:4号車)異音車
 収録日:2003年2月16日
 収録区間:中野坂上〜西新宿
 収録機材:SONY MD レコーダ
 制御装置:チョッパ制御
 備考:吊り掛けのような唸りがする。

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 丸ノ内線の主力車両、02系の録音です。こちらは、チョッパ制御の車両です。チョッパ制御の音は銀座線の01系と同じなのですが、この車両は、何故か走り始めると吊り掛け車のような「ブーン」というような音を立てます。こういう車両は01系にも存在するようです。ただ、私がこの日見かけた02系チョッパ制御車は、全てこういう音がしていたので、一時期、この吊り掛けもどきが聞こえるか聞こえないのかが、01系と02系の違いだと思っていました…。なので、この異音車はそんなに少なくもないようです。

 丸ノ内線(02−241:2号車)
 収録日:2003年2月16日
 収録区間:新宿御苑前〜四谷三丁目
 収録機材:SONY MD レコーダ
 制御装置:VVVFインバータ(三菱IGBT)
 備考:特になし。

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 こちらは、VVVFインバータ制御の車両です。この録音の車両は、本線で走行している6両編成ですが、3両編成の方南町方面の車両も、これと同じ音が出ます。

 出だしの部分は、小田急2000系に似ているような気もしますが、加速度の問題なのか、音の上がり方が異様に速いようにも感じます。



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