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5000系

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東西線の5000系は間もなく引退。
(JR中央緩行線:西荻窪にて)

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千代田線の綾瀬〜北綾瀬間を走る5000系。
かつて本線で活躍した5000系も、今は影が薄い。
(千代田線:綾瀬にて)

 1964年に登場した車両で、20m4扉車両の基本形として製造された。車体はセミステンレスを採用し、コルゲート加工を施し、強度・デザインの向上を図った。中には、アルミ製の車両も存在する。

 また、当初は非冷房で登場したが、後に全車両に冷房化工事が施工された。

 制御装置は、当初は抵抗制御を使用していたが、現在営業運転を行っている車両は全て、界磁添加励磁制御に変更されており、抵抗制御車は1999年をもって消滅した。

 登場当初は、千代田線の本線(代々木上原〜綾瀬〜JR常磐緩行線)でも活躍していたが、後に本線からは撤退している。

 現在は、東西線(JR中央・総武緩行線へも直通)、千代田線支線(綾瀬〜北綾瀬)で活躍している。千代田線支線は当分安泰と思われるが、東西線においては、5000系は4編成にまで数を減らしており、2006年12月頃に引退する予定である。

 廃車になった5000系の一部は、前面改造工事を施した上で(一部施行されていない車両もある模様)、東西線と直通運転を行っている東葉高速鉄道に譲渡され、「1000形」車両として再度活躍している。ただし、こちらも現在3編成まで減少しており、東西線の5000系と同じく、2006年12月に引退する予定である。



 中央緩行線(5301:4号車)
 収録日:2003年2月2日
 収録区間:吉祥寺〜西荻窪
 収録機材:SONY MD レコーダ
 制御装置:界磁添加励磁制御
 備考:JR中央緩行線直通時。

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 現在、東西線・JR中央・総武緩行線直通に使用されている、5000系の録音です。

 サウンドの方ですが、ブレーキを緩めたときの空気が抜ける音がかなり大きく、地下でやられると耳が痛くなります。しかし、出だしの音は静かなので、もしかしたら新型の05系よりも静かな車両なのではないかと思っていたのですが、高速になってみると結構うるさくて…。総合的に考えれば、やはり05系の方が静かです。

 最初は東西線内で録音するつもりでしたが、同じく東西線を走る、東葉高速鉄道の1000系(営団5000系を改造の上、東葉高速鉄道に譲渡したもの)が、5000系と全く同じ音を立てるため、収録車両が5000系であることを強調したくて(笑)、JR中央緩行線なら、保安装置の関係上、5000系は走行できますが、東葉高速鉄道の1000系が走行できないため、JR線内の区間を掲載しました。

 ちなみに5000系には、かつて抵抗制御車も存在しましたが、現在は全滅しています。しかし、千代田支線(綾瀬〜北綾瀬間)を走る6000−(ハイフン)系が、足回りを5000系の抵抗制御車と同じ物に変更しているので、抵抗制御車の走行音はまだ聞くことができます。


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5000系のほとんどはセミステンレス製だが、
東西線の一部と千代田線の車両はアルミ製。
(JR中央緩行線:西荻窪にて)

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今なお、東西線の快速電車としても運行され、
JR中央・総武線と東葉高速線にも乗り入れる。
(東西線:葛西にて)



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